ここでは漫画「恋と嘘」のネタバレを書いていきます。
また考察や感想等も書いていきたいと思います。

ネタバレNGの方は見ないようにお願いします。

恋と嘘6巻ネタバレ

 

漫画「恋と嘘」5巻のおさらい

 文化祭に現れた中学時代の同級生五十嵐柊に由佳吏は呼び止められる。彼女はあの日の幻の政府通知メールについて言及する。しかし、会話を莉々菜に聞かれ、そこで彼女は立ち去る。莉々菜と二人で五十嵐柊について探ることになり、彼女とのコンタクトに成功。五十嵐柊は政府通知の考案者五十嵐椋の孫だった。五十嵐柊は厚生労働省にも出入りしており、何かしら高崎の裏事情を握っているようだ。しかし、厚生労働省の矢嶋の登場により彼女の発言は否定される。4人で集まってした由佳吏と高崎の赤点勉強会では、由佳吏の勘違いが露呈され、また高崎の家庭事情が明らかとなった。由佳吏の高崎の想いとは別に、由佳吏と莉々菜の距離は縮まりつつあった・・・

 

漫画「恋と嘘」6巻のネタバレ

ここからは漫画「恋と嘘」6巻本編のネタバレをしていきます。
ネタバレNGの方は見ないようにお願いします。

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漫画「恋と嘘」23話のネタバレ

莉々菜は有紗と将来について話し合う。

有紗は兄の影響で医者になることを目指しているという。
しかし、過去に有紗は兄のことが好きだったと暴露し始める。

自分にとって兄は特別な存在で
お互いに政府通知が来てしまったときは、楽観的な性格な有紗は

当時のことはあまり覚えていないが、それなりに辛かったのだと思う、と話す。

しかし、現在は落ち着くべきところに落ち着き
そういった感情も抑えられるようになりつつあるという。

有紗の実の兄を想っていた感情を追求した莉々菜だったが
兄を持たない莉々菜には少し倫理観が欠けているようで
普通に恋バナをする感覚で彼女と話してしまっていたことを有紗に指摘される。

「私といるより幸せならその方がいい。自分が辛くてその人が笑ってくれているなら、自分の気持ちは自分で何とか出来るから。その人が辛いのに何も出来ないよりずっといい」

実の兄の幸せを願う有紗はそう話した。

こんな話しを莉々菜にしたのは、素直に真っ直ぐ話しを受け取ってくれる
バカにしたりしない莉々菜だからこそ話した、のだそうだ。

また、莉々菜は気になっていた一つの疑問を有紗にぶつける。

「前から気になっていたんだけど、どうして私のこと毎回違うあだ名で呼ぶの?」

莉々菜は、呆れたことに今までに有紗に呼ばれたあだ名を全て覚えていた。

これを聞いて観念した有紗は、莉々菜と友達になれた嬉しさもあり
実は名前で呼ぶことが恥ずかしかったことを吐露するのだった。

 
雨が降り続くある日の夜。

部屋着でリビングでくつろぐ由佳吏。
その時、誰かが来たことを知らせるチャイムが鳴る。

母は真田母と電話をしていて手が離せないようだ。
それもあって由佳吏が来訪者の相手をすることになったのだが・・・

玄関の扉を開けた先に立っていたのは

傘もささずにずぶ濡れになっている五十嵐柊だった。

「根島由佳吏、私が猫カフェで話したこと美咲に言った?」

「え・・・?言ってないよ、会ったことも言ってない・・・」

すると彼女は大きく肩を下げ、安堵したようだった。

それだけ聞くと帰ると言い出した彼女を引き止め
新品のタオルの封を開け手渡す。

「何でわざわざ直接来たの?」

「ブロックしたから、携帯じゃ連絡出来なくて」

と合理性に欠ける発言とブロックを解除する気は彼女にはないらしい。

でも、猫カフェであの話をしたのは先々週の事だ

「どうして今更・・・?」

「美咲から連絡が来たの」

「なんて・・・?」

「・・・それは言えない」

「・・・また話せないことか、そればっかだな」

そう言う由佳吏の顔を見る五十嵐は少し申し訳なさそうにしていた。

「もし私が猫カフェで話したこと美咲にバレたら絶交されちゃうから」

「絶交?高崎さんが絶交なんてするかなあ・・・?」

「するよ美咲は。もしかしたら絶交じゃすまないかも」

と想像の範疇を超えた回答をする五十嵐に
由佳吏は信じられない気持ちでいっぱいだった。

そして、話はあの日の相手が高崎美咲と書かれた政府通知の事に向けられる。

そして、あの晩、高崎と一緒にいたこと、告白したことを五十嵐に話す。
五十嵐は一緒にいたことはおろか、高崎があのメールを見ていたことを初めて知ったようだった。

「美咲はどうしてた?」

「どうって・・・驚いてたけど、僕ほど信じてなさそうだったかな」

「・・・・・そう。そっか・・・」

と彼女はあまり表情を変えずに静かに相槌をうつ。

その後、お互いの共通の知り合いでもある矢嶋さんの話しをふるが
あからさまに態度を変え苛つかせる五十嵐を見て

矢嶋さん嫌われてるなぁ、としみじみ感じる由佳吏。

用が済んだと帰ろうとする彼女に

「あの政府通知、僕は奇跡だと思ったよ。間違いだったのかもしれないけど・・・あの時は本当に奇跡だと思った」

「・・・・・そんなの私に言われても知らない」

と彼女は由佳吏の目を見て、少し間を空けてそう言った。

「傘、借りていい?」

由佳吏は雨の降る帰り道のために透明の傘とドット柄の二つを用意し

「どっちがいい?」

「こっち、透明だとどれが借りたやつかわかんなくなりそうだし」

と、彼女はドット柄の傘を手に取る

「・・・根島由佳吏。君はこれと言ってとりえもないし、態度も曖昧で全体的にパッとしなくてなんで美咲が君を好きなのかやっぱり全然分からないけど」

「・・・こういう所は悪くないね」

と彼女は初めて由佳吏に心を許した、そんな表情を見せ
根島家を後にした。

根島由佳吏に借りたドット柄の傘をさし

『私は私のしたこと、何も間違ってなかったと思ってるよ。柊がどんな風に感じてようと、私はそう信じてる』

彼女のスマホには美咲からのメッセージが表示されている

「・・・私にもいつかわかる日が来るのかな」

五十嵐柊はそんなことを呟いていた。

 

漫画「恋と嘘」24話のネタバレ

その週の土日。

何も聞かされないまま家族に連れて行かれた先は温泉旅館で
どうやら真田家と一泊するらしい。

当日まで何も知らされていなかった由佳吏と莉々菜は
現場で両親たちの話を聞いて把握したところだ。

温泉旅館は真田家の親戚が経営しているらしく
キャンセルが出たので来ないかということだったらしい。

莉々菜は何度か来たことがあるらしく
由佳吏の手を引いてエスコートしてくれる。

「たまには由佳吏と二人きりも悪くないわね」

莉々菜が高崎におみあげが買えるからだとか
そういう意味で言っていると思ったのだが

「そうだね、僕も・・・」

と答えようとしたときの彼女の瞳は
僕を一人の男として見てくれているような、そんな気がした。

莉々菜のエスコートはエスコートというよりは
初めて訪れた土地を探検する子供のようだった。

前に来た時にいた猫を探す、と観光・・・ではないようだった。

しかし、女の子とろくに話したことのなかった由佳吏と
男子と話すなどもってのほかだった莉々菜。

一人の女性と一人の男性
そう意識し始めた二人の距離感はかなりおかしなことになっていた。

莉々菜を待たせてトイレに行ったことが始まりで
由佳吏は更に莉々菜を一人の女性として意識し始めることになる。

トイレを済ませた由佳吏が戻った先には
莉々菜と楽しそうに話す、近くの煎餅屋の若い男性がいて

莉々菜は手を取られ、お店に連れて行かれようかという所だった

莉々菜も為す術もなくという感じだったのだが

「莉々菜っ」

という由佳吏の声に

「由佳吏!あの、その人を待たせてて」

と状況を理解した煎餅屋の男は退散する。

由佳吏は莉々菜が別の男性と話していたことに
ここまでザワザワする気持ちをまだ理解できずにいた。

もし、僕と高崎さんが結ばれたとしたら
莉々菜は再演算されてさっきみたいなどっかの男と結婚するのか・・・

「・・・いやだな・・・」

と由佳吏は無意識にそんな言葉をため息混じりに発していた。

莉々菜は莉々菜で、さっきの男性に手を取られたことを考え
全くドキドキしなかった自分を不思議に感じていた

「ちょっと手、握ってくれないかしら」

「手?いいけど・・・」

と由佳吏と莉々菜は指を絡ませて手を握る

「・・・・・」

すると莉々菜は、言葉を失い頬を赤らめていた。

「ちょちょっと外の風にあたってくるわ、出たところにいるから」

そう言って先に出ていってしまうのだった。

二人で旅館に戻ると母から旅館の部屋の鍵を手渡される。

しかし、それは由佳吏と莉々菜の二部屋の鍵だった。

「これ・・・寝る時も二人なのかしら・・・」

と不安を口にする莉々菜を見て

厚生労働省の特別講義の件もあったが
何もしないと慌てて約束する由佳吏を見て

「もう気にしない、温泉楽しみましょ」

と平常運転に戻る莉々菜だった。

 
部屋でくつろいでいた二人だが
旅館の部屋に置かれていた、由佳吏の尊敬する教授が出る古墳セミナーのチラシに
興奮する由佳吏を見た莉々菜は

「いいわね、由佳吏は。それだけ夢中になれるものがあって」

と将来を不安を抱いていた莉々菜が本音を吐露する。

何か得意なことは?と由佳吏が莉々菜の良い部分を引き出そうとし
莉々菜が好きなことや得意なことを紙に書き始める。

読書好きな莉々菜のことを考え

「図書館司書とか?静かであんまり喋らなくていいし、子供の相手とかも似合うと思う」

「あ・・・確かに楽しそう」

次々と莉々菜の性格に合わせて案を出し、真剣に考えている由佳吏を見て

『一生懸命な人』

莉々菜はそう手元の紙に書き足し、それを隠すように机に腕を組んで微笑むのだった。

 
二人は食事をお互いの家族を交えて済まし
個室の露天風呂へとやってきた。

男女はもちろん別れているが
仕切りを超えた所にはタオル一枚に身を包む莉々菜がいる。

そう思いドキドキしていた由佳吏だったが

「五十嵐さんが言っていたことなんだけど・・・」

と莉々菜が予想外の話題を出したことにより雑念は吹き飛んだ

「あの子の言ってた運命の相手って由佳吏はどう思う?」

「どうって・・・?」

「何かの隠喩なのかしら・・・?それとも本当に運命ってあると思う?」
 
「僕、高崎さんと同じ高校に行きたくて勉強頑張って、それで今の高校入れたんだよね。少しでも釣り合う人になりたくて身なりも気をつけるようになったし、高崎さんがいるから学校に行くのが楽しかった。だから、小学生の僕にとってあの時の高崎さんは運命の相手っていうか、運命の女神さまに見えたかなぁ」

「・・・今の由佳吏がいるのは・・・美咲のおかげなのね・・・」

莉々菜はそれを嬉しそうに、愛おしそうに
由佳吏に聞こえない程度の声で感情を握りしめていた。

 
二人は別々に敷かれた布団に入る。

しかし、落ち着かない二人は眠れずにいた。

莉々菜が布団がら起き上がり

「由佳吏、すこしいいかしら」

「な、なに・・・?」

「私、由佳吏に言おうと思っていたことがあったの」

そう切り出した莉々菜に焦る由佳吏は部屋の電気を付けようとするが

「つけないでっ!つけたら多分・・・恥ずかしくて話せないから」

「わ、分かった・・・」

「・・・・・」

黙り込む莉々菜にその空気を誤魔化そうと由佳吏は今日あったことをおもむろに話し出し
4人で集まった勉強会の話しを出したりするのだが

「あのね由佳吏・・・私ずっと考えてたの」

「由佳吏はは美咲を選ぶべきだと思うわ」

「え・・・」

莉々菜の口から出たのはそんな言葉だった。

「どういうこと・・・?」

「私ね、政府通知が車で自分がどうやって何を思って日々を送っていたのか全然思い出せないの。毎日同じことの繰り返し。全然覚えてないの。でも、由佳吏と出会って美咲と友達になって全部変わった。二人と会った日は寝る前に楽しかったこと思い出して、とっても素敵な気持ちで眠れるようになった。二人といない日もその日にあった面白かったことを今度合う時話そう、ここがこんなにおかしかったのよって伝えようって。毎日すこしずつ宝物を見つけてるみたいだった。そうしてるうちに初めて二人以外の友達が出来て、クラスにも話してくれる人が少しずつ増えてきて・・・まるで魔法にかけられたみたいに私の世界は変わったわ」

「由佳吏と美咲が私を変えてくれたの。サナダムシから真田莉々菜に。」

「・・・アナタ達の恋にはそれだけの力がある。運命の相手だとかそんなの知らないわ。この恋は叶うべきだと私は思う・・・多分もしかしたら少し、つらい想いをするかもしれないけど。でもそれ以上に私はたくさんのものを二人から貰ったから」

そう言って莉々菜は由佳吏の手を取って、穏便に政府通知を解除する方法が見つかったと話しを続ける。
それは嘘のカウンセリングを半年続け、政府通知から解放される方法だった。

「・・・いやだ」

「由佳吏?やだって・・・どうして?だって美咲を・・・」

「え、僕やだって言ってた?あっれ・・・」

由佳吏の目からは自然と涙が零れ落ち始める

「由佳・・・」

「・・・やだ・・・嫌だよっ」

「由佳吏・・・アナタは美咲が好きなんでしょう?」

そう言う莉々菜の目にも涙が溢れ始めていた

「そうだよ、僕は高崎さんが好きだよ、ずっと好きだよ!笑った顔も照れた顔困った顔も!実は時々無理しちゃう所とか何考えてるかわかんない所も、全部!!」

「わ、私だって美咲が好きよ!スイーツ半分こする時必ず大きい方を私にくれる所とか私に気付いた時にぱっと顔が明るくなる所とか!大好き!!」

「・・・莉々菜はそれでいいの・・・?莉々菜と僕はじゃあ・・・どうなるの・・・?」

「政府通知がなくなっても変わらない。これからも私はアナタの味方よ」

「・・・・・」

「私、美咲のキラキラした笑顔が好き。あの笑顔で誰かを好きになるって素敵だなって思ったの。また、美咲にあんな風に笑って欲しい」

涙を零しながらまっすぐにこちらを見る莉々菜の目が、彼女の本心と決意を物語っていた。

「・・・僕と・・・同じだ」

由佳吏は彼女の意思を汲み取るためにも
目の前にある莉々菜への気持ちを心の底にしまい込んだ。

「・・・じゃあ決まりね」

「・・・うん」

「これで堂々と美咲を守れるわ」

「・・・そうだね」

「由佳吏」

彼女は名前を呼び一呼吸おいて

「ありがとう」

と、今までの全部の気持ちを一言にのせて言ってくれた。

「・・・僕も・・・ありがとう。政府通知の相手が莉々菜で良かった」

それを聞いた莉々菜はとても穏やかな顔をしていた。

 
由佳吏はずっと言えないでいた結婚式で高崎とキスをしたことを莉々菜に話す。

「なんか、ずっと引っかかってて言っとかないといけない気がして・・・」

「そういえば・・・私・・・」

莉々菜は由佳吏に強引にキスをされた時のことを思い出し

「あれは・・・入らないか」

自分が由佳吏と気持ちを通わせてキスなどしたことが一度もなかったのだと
莉々菜は改めて気付く。

落ち込んだ由佳吏を見て、自分の気持を
莉々菜はこれが正しかったのか?と一瞬振り返ったが
全てを飲み込んだ

「由佳吏の解除が上手く行ったら再演算されて、次の政府通知の相手と会って。その時はきっと・・・恋をすると思うの」

「・・・っ」

「その相手と手を繋いだりキスしたりした時、講習会の時みたいに失敗したら困るでしょいう?だからその・・・練習!させてくれないかしら?」

「え・・・」

「・・・駄目かしら・・・」

由佳吏は今考えた気持ちを全て投げ捨て

「・・・わかった、僕で良ければ」

と莉々菜の提案を受け入れる

二人は正面を向いて座り・・・

「目は・・・いつ瞑ればいいの・・・?」

「えっいつだろ・・・考えたことないや」

そんな冗談交じりの言葉を少し交わし、二人はキスをする

「・・・だめ。一回じゃまだわかんない・・・」

潤んだ瞳でそういう莉々菜

「そうよ今度は私からしてもいい?」

そう言って少しずつ顔を近づける莉々菜。
しかし、由佳吏が莉々菜の顎を取りキスをする。

一度、二人の唇は離れるが
舌を絡め、更に濃いキスを重ねる・・・

・・・これが恋じゃないとしたら

人を好きになるって何なんだろう

この時の感情をふたりはあえて見てみぬふりをした

嘘もつき続ければ真実になると
その恋を見逃した先に守りたいものがあるからと

たぶんその選択は正しくて

そして決定的に間違っていた

僕達は知らないことが多過ぎた

けれど心に

嘘だけはついていなかった

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漫画「恋と嘘」25話のネタバレ

矢嶋が厚生労働省の書類を渡すべく由佳吏に会いに来た
丁度、莉々菜と別れるその時だった。

二人はいつも通り、今までより距離が縮まっているようにも見えた。

しかし、矢嶋が声をかけた由佳吏の目は
何か大切なものを失ってしまったような、そんな虚ろな目だった。

矢嶋が事情を聞くと「喧嘩しました」との一点張り。

やはり様子がおかしいことに追求を続けると

「・・・矢嶋さんは、僕らの味方ですか?」

由佳吏からこの日初めて聞いた本心はそんな言葉だった。

矢嶋は由佳吏を自分の過去と重ねてしまい昔話を始める。

矢嶋の世代の親は半分がゆかり婚で
矢嶋は何をやらせてもそこそこ出来てしまうような小賢しい小学生だったという。

遠足先でクラスの子らと遊ぶのすらダルくてコンビニで立ち読みしていた矢嶋は
急な大雨によって退散したクラスと先生から置いてけぼりを食らってしまう。

しかし、全く焦らなかった矢嶋に対し
もう一人置いてけぼりになり、泣いてしがみついてきた一条という女がいた。

それが矢嶋と一条の出会いだった。

それからというもの一条は何かと矢嶋に絡むようになったという。

高学年になる頃には、女子と仲良い姿なんて見られようなら
公開処刑のような騒ぎになるものだが

一条は不思議と周りに悟られない距離を起用に保っていた。

中学になってからは一条の女子としての
男子からの人気は上がる一方で

矢嶋はそれが無性に気に食わなかった。

ある土砂降りの雨の日。

傘を忘れた矢嶋が雨宿りをしていたシャッター店の
前スペースへと駆け込んで来たのは、ずぶ濡れになった一条だった。

彼女の制服は水浸しで、透けて下着が丸見えになっていた。

中学生らしからぬ体に成長した一条と
彼女の人気急上昇への焦燥感だったのか

「なぁ・・・俺達、付き合わねぇ?」

気付いたら彼女に告白していた。

「いいよ」

そういっていきなりキスをしてくる一条。

こうして二人は付き合うこととなった。

だが、高校受験が近づくにつれて
一条は憂鬱になっていった。

ある日、また彼女はずぶ濡れになって矢嶋の部屋に駆け込んでいた。

両親の喧嘩だった。

ゆかり婚じゃないからという理由と
一条の成績も相まって彼女の両親の不仲には拍車がかかっていったという。

その頃から一条は「ゆかり婚で生まれたかった」
自分は絶対に「ゆかり婚で結婚する」
と言ったりして、ゆかり婚願望が強くなっていった。

その日、一条は矢嶋に心も体も委ね
二人は体を重ねたのだった。

濡れた肌からあの時と同じ甘い匂いがした

矢嶋はそれを強く覚えている。

二人は無事同じ高校に進学し、それなりの高校生活を楽しんでいた。

矢嶋は一条の16の誕生日プレゼントを買いに。

誕生日前日に入った店では、店員に迫られ慌ただしく決まったのは
小さなくまのぬいぐるみが付いたキーホルダーだった。

しかし、一条の16の誕生日にそれはやってきてしまう。

彼女のメールで慌てて家を出ると
土砂降りの雨の中、彼女はずぶ濡れで家の前に立っていた。

昨日買った誕生日プレゼントを手渡すが、一条は俯いたままだ。

「・・・どうした?」

「・・・さっき、政府通知がきたの」

分かってはいたことだが、矢嶋は大きく胸がざわつくのを感じた。

「5つ上の大学生・・・どうしよう」

「どうしようって・・・まじで?」

「私モトイが好き。モトイが結婚してくれるなら、政府通知は断る」

そんな一瞬で、それも簡単に決めれることじゃなかった

「・・・そんな先のこと、わかんねえ・・・」

「・・・あっ、そう」

それだけ言って彼女は矢嶋の前から消えた。

次に学校で一条を見た時には
既に通知相手とは会ったらしく、満更でもないようだった。

それっきり、二人は話すことも
顔を合わすこともなくなってしまうのだった。

矢嶋にも政府通知は当然届き、通知相手と顔を合わすこととなる。

その彼女ととの初夜、矢嶋は全てを悟る。

(違う・・・この匂いじゃない)

矢嶋はずぶ濡れになった一条の匂いを引きずっていた。

それ以降何をやってもしっくり来なくなり
ダラダラと大学生活を過ごし

流れに身を任せて適当に入った厚生労働省に彼女はいた。

「久しぶり、モトイ」

数年ぶりに会った彼女は全然変わっていなかった

「ウーン、色々あったけど。ま、全部水に流してさ。今日からよろしくね、はい握手」

その甘い匂いもそのままで
ただ、その指には真新しい結婚指輪が輝いていた。

と、これが矢嶋の悔いている過去である。

「ん、てことは矢嶋さんは政府通知を蹴ったんですか?」

由佳吏が聞くと

「いや?公務員は政府通知なんて蹴ろうものなら一発左遷の窓際族だからな。ここ2年くらいは一度も連絡取ってねー」

「・・・矢嶋さんって結構なクソ野郎なんですね」

さらりと毒を吐く由佳吏。

「・・・いやまぁそうだな・・・クソ野郎だよほんと。仮面夫婦ならぬ仮面政府通知状態だ。そんな感じで結局俺は後悔で次に進めなくてこのざまだ。かっこ悪ィ。だから今日のお前見て、俺みたいにはなって欲しくねーなって思ったんだよ」

「僕・・・矢嶋さんってもっと適当で自分勝手なパッパラパーな人だとおもってたんですけど。好きだから、だから軽はずみに無責任なこと言いたくなくて、咄嗟にそんな先のこと分からないって言っちゃったんじゃないかなって思いました」

「相手のことが、本当に好きだったんですね」

矢嶋の話しを聞いて、由佳吏の迷っていた心は前進しようとしていた。

「でもなんか踏ん切りつきました。ありがとうございます」

「・・・やっぱ眩しいな、お前」

 
励ますつもりが励まされてしまった

ずっと心に引っかかっていたものの片隅の端っこの欠片くらいは
赦されてしまったような気がして

職場に戻った矢嶋は

「あー・・・かっこわりい」

と独り言を呟いていた、が

「その髪型のこと?」

と後ろから話しかけてきたのは“彼女”だった。

「なんか昔みたい、そっちの方がいいよ」

「ああ、そう」

(相変わらず好き勝手なこと言いやがる・・・人がどんな気でいるか知らないで)

「矢嶋くん私たち夕飯行ってくるから留守お願いね」

「うっす」

そう相槌を打った直後だった。

慌てて出ていった隣の席の彼女のカバンが机から落ちる。

てっきりその日に捨てたものだと思ってた

彼女のカバンからこぼれ落ちた中身のひとつに
鍵のついたボロボロの小さなくまのぬいぐるみが付いたキーホルダーが転がっていた。

世の中クソばっかりだ

今でも俺は、あの時の選択を正しかったと

まだ思えない

 

漫画「恋と嘘」26話のネタバレ

ある日の放課後、突然それはやってきた。

「由佳吏っ!」

「莉々菜・・・!?なんでここに?」

「美咲に大事な話しがあるの。私と、由佳吏から」

3人は場所を変え、莉々菜が本題を切り出す。

「私、政府通知を破棄するわ。由佳吏と話し合って決めたの、美咲に由佳吏を選んで貰うために」

「何勝手に決めてるの?いくら莉々ちゃんでもそれは受け入れられない。根島くんもどうしてそんなこと・・・」

「僕は!高崎さんが好きだから・・・!僕も莉々菜も高崎さんが好きだから・・・高崎さんに笑って欲しくて、二人で考えたんだ」

「でもそんなの誰も頼んでない」

「・・・知ってる、わかってるよ。でも決めたんだ」

「どうしてなんで・・・!勝手に決めないで・・・っ!」

「だって美咲は話してくれそうにないんだもの、何も。だから美咲のことたくさん考えたわ、由佳吏のことも。美咲が何を思って何が大事でどうしたいか。・・・でも結局、由佳吏のことが好きで大切ってことくらいしかわからなかった。」

「一番最初からずっとブレずに美咲はそうだった。・・・私ね、由佳吏から初めて由佳吏の好きな人の話しを聞いた時、すごく憧れた。けどその反面、少しだけほんのちょっと、その子が羨ましかった。私の相手だって言われた人が好きな人ってどんな子なのかしらって。会って驚いたわ。すごく素敵な誰だって好きになっちゃうような女の子、それが美咲の第一印象。私もすぐ美咲のこと好きになった。由佳吏の好きな所挙げてる時の美咲、世界で一番可愛かったわ。私に笑いかけてくれる美咲も私の手を引いてくれる美咲も全部、世界一・・・由佳吏が好きになるのも・・・当然よ。」

「ねぇ、この世界に何人の男性と何人の女性がいるか知ってる?37億2469万人と36億6546万人その中で偶然であってお互いを好きになるってすごいことだわ。ましてアナタ達みたいな想い方が出来るのは奇跡だと思う。私、政府通知には感謝してる。アナタ達に出会えたから。でも政府通知じゃない恋がある、私が大好きなアナタ達よ」

「・・・でも・・・ダメだよ」

「ダメじゃないわっ!政府通知がなんだっていうの?運命なんてクソくらえよ。誰がどうとか関係ない。二人は付き合うの。ねえ美咲、私がアナタ達の恋を守るから自分の気持に嘘をつかないで」

「この何か月かで由佳吏のこと、もう嫌いになった?」

「・・・・・ううん・・・」

「好き?」

「・・・・・・・うん」

「・・・・・大好き」

彼女がなぜ何を思って話せないことがあるのかは分からない。

でもやっぱり彼女は由佳吏が大好きでどうしようもない、それだけは分かった。

次の日が創立記念日だったこともあり莉々菜の後押しもあって
由佳吏と高崎は二人で出かけることとなった。

高崎さんが以外と頑固なことは知っていたし
莉々菜と入念に計画を立てた。

高崎は由佳吏と莉々菜の計画にまんまと乗ってしまっていることに納得がいっていないのか
流されて由佳吏大好き~とはなっていない。

たまに素が出て由佳吏の私物に興味を持って楽しそうに話したりしたが
すぐに頑固モードの高崎に戻ってしまうのだった。

乗り込んだ電車で、何となく沈黙が続くと高崎さんが帰ってしまうような気がして
由佳吏は話し続けた。

「そういえばさ、弟元気?」

「え、どっちの?」

「あーどっちでも」

「ほら見てこれ私だって」

そう言って高崎が出したのは自分のスマホで撮った弟の絵だった。

「父さんに似たのかな。父さん美術得意だったらしいから」

「高崎さんって苗字変わってないけど再婚?したんだよね」

「うん、私は父さんについてったの。離婚した時はやっぱ相当落ち込んでてさ。それでも今は上手くいってるから、政府通知には感謝してるんだよね」

「あっ、そういえば政府通知で再婚したんだっけ・・・?

「そうそう。バツ何までならOKとか子供が何人いるかどうとか色々条件決めてその中で合う人を演算してくれるみたい。それでね実際会ってみたらほんとに相性いい人同士っていうか、なんか波長が合ってるんだよね。お互いに支え合ってるというか、それぞれが相手の背中を押せる二人みたいな・・・」

「・・・根島くんと莉々ちゃんもそうだと思ってた」

「・・・そうだよ。だからこうして・・・」

すると高崎は由佳吏の口元に人指し指を近づけて、口を閉じさせた

「私ね、選ばれたかったわけじゃないの。そのことが辛い時は確かにあるけど、選んでほしいとは思わない。根島くんには莉々ちゃんと幸せになってほしい・・・そう思ってても色んな気持ちはどうしようもないから。わかってても何度か止められなくて、それで二人に気を使わせちゃったんだよね、ごめん」

「そんなことない。僕は自分の意思で決めたんだ、だから・・・」

「私を選んだら不幸になるとしても・・・それでも根島くんは私を選んでくれる?」

「・・・・・なんてね」

「・・・・・」

「根島くんと莉々ちゃんなんて見るからに相性いい二人なんだもん。それと比べるときっと不幸だよ私となんて」

「・・・それでもいいよ」

「根島くんは何もわかってない」

彼女は顔をそらし、それきり喋らなかった。

僕も黙っていた

話すべきことは決めていたから

着いた先は、小6の修学旅行で来た場所だった。

「ほら、前に言ってたよね?修学旅行一緒に行きたかったって」

「覚えてて・・・くれたの?」

「うん、僕も・・・同じこと考えてたから。あれってホラ、クラスごとに散策時間が微妙に違ってたよね。高崎さんいないかなーって思いながら回ってた」

「だから今日は、一緒に・・・お願いします!」

そう言って高崎に頭を下げる由佳吏。

返事が返ってこなくて不安で頭を上げると
今にも泣き出しそうな高崎さんの顔が頭を下げた由佳吏の方を向いていた。

「ど、どうしたの・・・あの・・・」

「私、根島くんにこんなことして貰える資格・・・ない」

「・・・資格なんてそんな」

「ううんほんとはこんな・・・一緒に出かけるのも・・・」

「・・・・・・守りたいものがあるの」

「それは・・・それは僕や莉々菜より大事なもの・・・?」

「・・・・・・・同じくらい大事・・・だからごめ・・・」

「じゃあ僕を見てよ高崎さん、勝って見せるからそれに。君が好き。今の僕がいるのは君がいるからだよ」

そう言って高崎の手を取る由佳吏。

「好きです、付き合って下さい」

それを聞いた高崎は涙をポロポロと流し

「・・・わ・・・たし・・・も・・・好き・・・根島くんが・・・好き・・・それだけは絶対・・・誰にも負けない」

そう言う高崎の涙を拭い、キスをする。

もしこの世界に政府通知がなかったら

きっと

こんな風にするんだろう

そんなキスだと、僕は思った

「ありがとう」

そう一言だけ言った高崎の顔は
何かが吹っ切れたような、穏やかな顔に見えた。

この後、二人は少し大きくなった体で
二度目の修学旅行コースを回った。

 
この後、由佳吏はたまたま厚生労働省の近くを通りかかるのだが
タイミング良く矢嶋から書類の催促の電話が入る。

(政府通知の相手との今後の展開とかだったっけ・・・?)

「ちょっと書き方わかんなくて・・・教えて貰ってんもいいですか?」

こうして、厚生労働省のゆかり課にいるという矢嶋に会いに行く由佳吏。

受付でフロア案内を貰う由佳吏だったが
すれ違いざまに肩をぶつかって謝って行ってしまう男性がいた。

それは異常に慌てた顔で厚生労働省の中を走る仁坂の姿だった。

 

漫画「恋と嘘」6巻の考察

・五十嵐柊の立ち場
 根島家にやってきたときに、由佳吏があの日に高崎に告白したこと、二人で『高崎美咲』が婚約相手の政府通知メールを見たこと。五十嵐柊はこの時点までそれを知らなかった。高崎から聞いていたという線が消えたので、彼女はどこで『高崎美咲』が婚約相手の政府通知を知ったのか?という当然の疑問が浮かぶ。高崎の言えない事情を把握しており、尚且つ政府の裏事情を掴んでいると思われる彼女は間違いなくキーとなる人物なのは間違いない

・矢嶋の彼女一条
 中学から付き合っていた矢嶋の元彼女で現在の厚生労働省の同僚。由佳吏に政府通知を持ってきたのはこの二人である。また、一条さんが怪しいのは5巻から分かっていたのだが、この女性の家族事情が高崎家に似ている気がします。高崎家は離婚しているが、一条家は自然婚で両親が喧嘩ばかりしていた。離婚前の高崎家を想像したのは私だけだろうか。管理人が思ったのは高崎家も前の家庭は自然婚だったのでは?ということである。また、一条が矢嶋に政府通知が届いたことを知らせ「結婚してくれるなら政府通知を破棄する」と言った後。なぜ一条はあの時、矢嶋のあの言葉だけで話し合いもなく立ち去ったのか?ここが腑に落ちないですね。そんな簡単に割り切れることじゃないと思うのと、厚生労働省で働く今も矢嶋の誕生日プレゼントを持っていたことから、彼女も単純に矢嶋を諦めたわけじゃなさそうです。何かその辺が高崎さんとかぶるんですよね。もしかするとこの世界観の“自然婚”が彼女たちを苦しめる要因と関係しているのかもしれないですね

・高崎家の事情2
 高崎さんの両親が離婚して再婚しているという話は出ていましたが、再婚が政府通知というのが発覚しましたね。また高崎家に今いるのは父と再婚相手ということですね。また「“私は”父さんについてったの」という発言がある。つまり前の母親についていった兄妹がいる?ことを指す発言であり、これが重要なフラグとなっているのかもしれません

 
「恋と嘘」漫画7巻のネタバレ記事

 

漫画「恋と嘘」6巻のネタバレのまとめ

・有紗は実の兄が好き
 ずっと一緒だった兄の存在は特別で好きだったと莉々菜に話す有紗。政府通知が来た時はそれなりに辛かったが、兄の幸せを思えば現在の政府通知の相手と一緒になったことは良かったと話す。また、莉々菜のことをあだ名で呼び続けたのは照れ隠しだと判明

・五十嵐柊の来訪
 雨の中傘もささずに五十嵐柊が根島家を訪れる。彼女は猫カフェでのことを高崎に言っていないか?それを聞きに来たようだ。どうやら高崎からメッセージが来らしいが、由佳吏は「会ったことも話していない」と答えると彼女は分かり易く安堵した。彼女曰く、猫カフェの話しを高崎に知られると絶交される、もしくはもっと酷いことになるらしい。高崎がそんなことをするとは思えないが、彼女の言っていることが嘘には思えなかった。

・高崎美咲が相手の政府通知
 あの日の事を聞かれ、高崎と一緒にいて、告白した経緯などを話す。どうやら五十嵐柊は政府通知のことを知っていたが、高崎と由佳吏が会っていたことなどは初めて知ったようだった

・君のそういう所はいいね
 ずぶ濡れの彼女に新品のタオルを貸し、帰り際にドット柄の傘を貸してあげる由佳吏。彼女は由佳吏の短所をできるだけ並べた後に「・・・君のそういう所はいいね」と彼女はそう言って初めて心を許した、そんな顔に見えた

・根島家と真田家で温泉旅行
 由佳吏と莉々菜は何も知らされぬまま週末に連れてこられた先は1泊の温泉旅行だった。

・莉々菜と他の男
 由佳吏がトイレに行っている間に莉々菜は煎餅屋の男と話しをし、手を引かれお店に連れて行かれそうになる。ここで由佳吏が「莉々菜っ」と呼び止めたことで男は退散するが、由佳吏は莉々菜が他の男と話している所を見て心がザワザワしていることに気付く

・由佳吏と手を繋いで赤面する莉々菜
 莉々菜は煎餅屋の男に手を取られた時、何も感じなかったことに違和感を感じていた。試しに由佳吏に手を握ってもらうのだが、自分も予想していないほどにドキドキして頬を赤らめてしまい、店を出ていってしまうのだった

・温泉旅館の二人部屋
 温泉旅館に着いて渡されたのは由佳吏と莉々菜の二人部屋の鍵だった。厚生労働省の特別講義のこともあり不安を口にした莉々菜だったが「何もしないから」と約束をしてくれた由佳吏を見て安心する莉々菜

・個室露天風呂にて
 仕切りを隔てて二人は個室露天風呂へと入る。そこで五十嵐が言っていた運命の人について莉々菜が由佳吏に聞く。由佳吏にとっては高崎を追って高校に入るために勉強し、高崎を考えるだけで幸せになる彼女は運命の女神だったんだ。と莉々菜に話し「今の由佳吏があるのは美咲のおかげなのね」と彼女はしみじみと嬉しさを握りしめていた

・莉々菜と政府通知の解除と“初めて”のキス
 莉々菜は「由佳吏には美咲を選んで欲しい」と政府通知解除の提案をする。お互い涙を流し莉々菜の決意を見た由佳吏はそれを受け入れる。その後、莉々菜は次の通知相手との予行練習ということで由佳吏とキスをする。由佳吏と莉々菜にとっては気持ちを通わせてするキスはこれが初めてのことだったが、二人はこの時の感情を見てみぬふりをするのだった

・矢嶋の過去と選択
 矢嶋は由佳吏に厚生労働省からの書類を渡しにきた。何かを失ったように虚ろな目をしていた由佳吏に昔話をする。矢嶋は小学生の時に出会った一条という女性がおり、中学で二人は付き合うことになる。しかし、高校で16の誕生日が来た彼女に政府通知が届く。彼女は土砂降りの中ずぶ濡れになった矢嶋の家にやってきた。彼女は矢嶋と結婚出来るなら政府通知を断ると言い出すが、矢嶋から咄嗟に出たのは「・・・そんな先のこと、わかんねえ・・・」だった「・・・あっ、そう」それが矢嶋が彼女と交わした最後の言葉だった。しかし、矢嶋は流れで厚生労働省に就職し、彼女と再会するのだった

・あの日の誕生日プレゼント
 矢嶋は一条と最後に話したあの日、前日に用意した小さなくまのぬいぐるみが付いたキーホルダーを渡していた。それを発見したのはたまたまだったが、慌てて夕食に出た彼女の席に置かれていたカバンが床に落ちたのだ。彼女のカバンからこぼれた中の一つにそれはあった。小さなくまのぬいぐるみが付いたキーホルダー・・・彼女はあの日からずっとそれを持っていたのだった

・由佳吏と莉々菜、高崎に告白
 由佳吏たちの学校に放課後押しかけた莉々菜が高崎に大事な話しがあると政府通知を破棄する決断をついに高崎に伝える。高崎は当然怒ったが、結局たどり着いた結論は、高崎は由佳吏のことが大好きだった、それだけだった

・由佳吏、高崎に告白
 莉々菜に強引に押し切られる形で由佳吏と高崎は二人は翌日出かけることに。出かけた先は小6の修学旅行で訪れた場所で、高崎は以前根島くんと回りたかったと言っていた場所でもある。高崎は初めて由佳吏に「・・・守りたいものがあるの」と隠してきた事情を話した。それが由佳吏や莉々菜と同等レベルのものであることも高崎は明かす。由佳吏はその場所で高崎に「好きです、付き合って下さい」と告白し「私も好き」と返した二人はその場でキスをする

・厚生労働省で仁坂!?
 厚生労働省のたまたま近くにいた由佳吏は矢嶋から呼び出される。そして矢嶋のいるゆかり課を目指すが、その途中で肩をぶつけた男は、異常に焦って走る仁坂の姿だった

 

漫画「恋と嘘」6巻の感想

莉々菜ちゃんの政府通知の破棄にショックを受けたのは
由佳吏、お前だけじゃない!

何か普通に胃が痛くなりますね(笑)

すごい展開も先も見えなくてドキドキするんですけど
ラブコメであってラブコメにあらず。

この先どうなっちゃうのかなー。

正直バッドエンドしか今のところ想像出来ないんですが
ダイジョブだよね・・・?

莉々菜ちゃんが本当に政府通知を公式に拒否した後なんて
ほんとに考えたくもないんですけどね(笑)

ただ、高崎さんが由佳吏に事情を少し話したあたりは安心したんですが
想像を絶するヘビーな内容が待っていそうなのでハラハラです・・・。

最後に由佳吏が告白してキスしましたが
あれは付きったってことでいいですかね。

今までにキスしすぎてるせいで
あれがOKなのかもはや分からないという(笑)

「恋と嘘」漫画各巻のネタバレ記事