ここでは、『進撃の巨人』漫画22巻のネタバレを書いていきます。
感想や考察も軽く入れたいと思います。

ネタバレNGの方は見ないようにお願いします。

進撃の巨人22巻ネタバレ

 

『進撃の巨人』漫画21巻のおさらい

 多大な被害を出したものの、獣の巨人たちに勝利し、ウォール・マリアを奪還した調査兵団。エレンの家の地下室に残されていたのは父グリシャが残した壁の外の歴史だった・・・

 

『進撃の巨人』漫画22巻のネタバレ

ここより『進撃の巨人』の22巻の詳細なネタバレになります
ネタバレNGの方は見ないようお願いします。

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グリシャとダイナの間に出来た子ジークは、エルディア復権派である父たちを密告し、祖父母たちとの安全を選んだ。

グリシャは自分の過去から何も学んではいなかった。

自分の価値観のみを息子に押し付けた父の教え。それに背いて妹を失った過去。

グリシャは父と同じことを繰り返し、ジークにも自分の価値観を押し付け、ジーク自身を一度も見ようとしなかった。

そんな父親をジークは見限った。

そして、グリシャたちエルディア復権派は、バルディ島へと運ばれ楽、園送りが始まる。

島には境界となる壁が設けてあり、その上から反逆者たちは無垢の巨人の薬を打たれ落とされる。

エルディア復権派の人間が次々と薬を打たれ、壁の下に落とされた。

そして、グリシャの隣にはダイナの姿があった。

しかし、グリシャはダイナが王家の血を引く貴重な人間であることを話し、彼女だけは巨人にしない約束をしていた。

しかし、それはある男に揉み消された。

それは、あの日、飛行船を見に行った時、グリシャに制裁を加えた役人だった。

「グリシャ、私は・・・どんな姿になっても・・・あなたを探しだすから」

そう言ってダイナは薬を打たれ巨人となってしまうのだった。

 
これは、エレンの中にあるグリシャの記憶だ。

そして、エレンは記憶の中のダイナの巨人の姿を見てはっきりした。
ダイナの巨人は、エレンの母を食べ、ハンネスを食べたのはあの巨人だった。

そして、グリシャが巨人にされる番は刻々と近づいていた。

この時、グリシャはようやく気づく。

役人の一人が、あの日妹を連れ去り、亡き者としたやつだったということに。

その過去をグリシャは役人に向かって怒り任せにぶつけると
役人も思い出し、他の役人を場から退けさせた。

その場には、あの日自分に制裁をした役人と
妹を連れ去った役人の二人だけが残った。

どうやら、エルディア復権派の残った一人の仲間を巨人にし
グリシャは人間のまま落とされ、逃げ回れということらしい。

どうやらこれが、あの日妹を連れ去った役人の道楽のようだ。

その役人はエルディア復権派の仲間に薬を打ち、下に落として見せた。

「巨人の脊髄液を体内に吸収しただけで巨大な化け物になる。これが俺らと同じ人間だとでも言うつもりか?そんな生き物はお前ら『ユミルの民』以外に存在しない。エルディア人をこの世から一匹残らず駆逐する。これは人類の願いなんだよ」

「・・・何だと?」

この時、グリシャは初めて自分のやってきたことに疑いを持ってしまう。

しかし、その事実を到底受け入れられなかったグリシャは縄で縛られたままもがき反論しようとする。

が、壁から落とされてしまうのだった。

しかし、壁から落とされたのはグリシャではなく、その役人だった。

落としたのは、あの日自分に制裁をした役人だ。

そして、その男は

エルディア復権派、政府との内通者、通称“フクロウ”だった。

「覚えておけよグリシャ。巨人の力はこうやって使う」

そう言ってフクロウは手首にナイフで傷をつけ巨人になる。
乗ってきた蒸気船を粉々にし、役人を一掃する。

「俺はエレン・クルーガー」

フクロウはエレン・クルーガーという名の男で
彼は9つの巨人の力の内の一つを有していた。

しかし、この事実を知ったグリシャは「何故ダイナを巨人にする前に使わなかった?」そう言って激昂する

しかし、彼は今までも数多くの同胞を同じ目に合わせてきたのだ。

だからこそ、今まで内通者のフクロウでいられた。

「すべては・・・エルディアのためだったと信じている。グリシャ、お前に最後の任務を託す。他の誰でもない、お前にだ」

「教えてくれフクロウ・・・俺に残された任務とは何だ?」

「これから壁内に潜入し『始祖の巨人』を奪還しろ。俺から巨人を継承し、その力を使ってな」

「何故あんたがやらない?」

「九つの巨人の力を継承した者は、13年で死ぬ。俺が継承したのは13年前になる。もし、そのことをお前が知っていれば、ジークやダイナに始祖を継承させる計画を躊躇したはずだ」

フクロウの説明により、グリシャは巨人になりフクロウを食うことで力を継承できることや、継承者は13年で死を迎えることを聞かされる。

この情報を伏せていたのは、始祖の巨人の力が手に入った時にグリシャがジークやダイナに継承させるのを躊躇すると思ったからだ。

 
「フクロウはそれを、『ユミルの呪い』と言っていた」

そう記憶を辿り、エレンがアルミンに話す。

「九つの巨人の力を宿す者が力を継承することなく死んだ場合は、巨人の力はそれ以降に誕生するユミルの民の赤子に突如として継承される。それはどれほど距離が離れていようと関係なく、血縁の近親者に関わるものでもない。あたかも『ユミルの民』とは皆一様に“何か”で繋がっていると考えざるを得ない。ある継承者は“道”を見たと言った。目には見えない道だ。巨人を形成する血や骨はその道を通り、送られてくる。時には記憶や誰かの意思も同じようにして道を通ってくる。そしてその道はすべて一つの座標で交わる。つまりそれが・・・『始祖の巨人』だ」

エレンはフクロウが言っていたことをそのままアルミンやミカサに聞かせた。

 
「正直に言って、おれに務まるとは思えない」

グリシャは妹を亡き者にした男の断末魔を聞き
巨人の力を目の当たりにし、拷問で指を切られ、妻と息子を失う

その痛みたちが自由の代償だったのだと気づき、グリシャは絶望する。
自由の代償がこんなに重いものなら払うはずがなかったであろう。

「お前がやるんだ。立て、戦え」

「俺に残されたのは・・・罪だけだ」

「それで十分だ。お前を選んだ理由はお前がマーレを人一倍憎んでいるからじゃない。お前があの日、壁の外に出たからだ。あの日お前が妹を連れて出ていなければ、お前は父親の診療所を継ぎ、ダイナとは出会えず、ジークも生まれない。大人になった妹は今頃結婚し子供を産んでいたかもしれない。だがお前は壁の外に出た。俺たちは自由を求めその代償は同胞が支払った。そのツケを払う方法は一つしかない。俺はここで初めて同胞を蹴落とした日から。お前は妹を連れて壁の外へ出た日から。その行いが報われる日まで、進み続けるんだ。死んでも、死んだ後も。これは、お前が始めた物語だろ。九つの巨人にはそれぞれ名前がある。これからお前へと継承される巨人にもだ。その巨人はいついかなる時代においても自由を求めて進み続けた。自由のために戦った。名は・・・進撃の巨人」

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兵団の会議で、調査兵団と会議に参加する一部の人間にのみグリシャが残した壁外世界の歴史は共有される。

そして、分かったことが一つある。

今後、壁内の人類が相手にするのは、巨人ではなく人であり、世界であるのだと。

壁の中の王は、調査兵団が目の当たりにした通り、戦うことを拒否した王であった。
それはエレン・クルーガーからグリシャにも伝えられており

『エルディアが再び世界を焼くというのなら我々は滅ぶべくして滅ぶ。我らから始祖の巨人を奪おうと無駄だ。我は始祖の巨人と“不戦の契り”を交わした』

145代目フリッツ王は大陸の王家にそう言って壁の中に閉じこもったのだという。

当時、エレン・クルーガーには“不戦の契り”が何であるかは分からなかった。

だが、今だからこそ分かる。

不戦の契りとは、レイス家を悩ませたあの呪いなのだと。
真の王家が始祖の巨人を継承しても、初代の思想ににより真価を発揮出来ない。

それこそが“不戦の契り”なのだとハンジが説明する。

しかし、エレンは過去に巨人を操った経験がある・・・

「まさか!?」

エレンは会議を遮る程の声を出し、ある可能性にたどり着く。
そう、エレンが巨人を操ったのは“ダイナの巨人”と接触した時だった。

グリシャの記憶により、母を食い、ハンネスを食べた巨人が王家の血を引くダイナであったことを知っている、エレンだけが。

しかし、エレンはこんな突拍子もない事実を話せばヒストリアがどうなるものか分かったものではない、と瞬時に判断し発言を引っ込めた。

 
「家族を持て」

「は?」

「壁の中に入ったら世帯を持つんだ」

「何を言ってる、俺にはダイナが・・・それに巨人になる直前の記憶はなくなるんだろ?」

「そうとは限らん、後で誰かが見てるかもしれん」

「壁の中で人を愛せ、それが出来なければ繰り返すだけだ。ミカサやアルミン、みんなを救いたいなら使命を全うしろ」

「ミカサ?アルミン?誰のことだ?」

「・・・さぁ?わからない、誰の記憶だろう?」

 
「公表しましょう。100年前レイス王が民から奪った記憶を100年後の民にお返しするだけです」

ヒストリアの決断により、全ての史実は明らかとなる。

事実は公表されたが、そのまま受け取る者、笑い飛ばす者様々だった。

 
生き残った調査兵団の9人には勲章が与えられた。
その授与式でエレンは勲章を授かると共に、ヒストリアの手の甲に口づけをする。

その際、エレンはフリーダ・レイスの記憶に触れる。

あの日、巨人がやってきた時、フリーダ・レイスが“不戦の契り”を全うするその記憶に。

 
ウォール・マリア内の巨人は掃討され、住民が移動を開始した。

トロスト区襲撃から1年、一度目の超大型巨人襲来から6年のことであった。

調査兵団はウォール・マリアの外の壁外調査を行い。

ついに、エルディア人が楽園送りにされた場所にたどり着き

初めて、海を見た。

「ほら・・・言っただろエレン。商人が一生かけても取り尽くせない程の巨大な塩の湖があるって。僕が言ったこと、間違ってなかっただろ?」

「あぁ・・・すっげぇ、広いな」

「うん・・・」

「壁の向こうには海があって海の向こうには自由がある。ずっとそう信じてた。でも違った。海の向こうにいるのは敵だ。何もかも父親の記憶で見たものと同じなんだ。・・・なぁ?向こうにいる敵、全部倒せば、オレたち自由になれるのか?」

 

『進撃の巨人』漫画22巻のネタバレまとめ

・ジークの密告により楽園送りに
 グリシャの息子ジークの密告により、楽園送りにされるエルディア復権派。バラディ島に運ばれ、次々と巨人にされる

・あの日の役人
 バラディ島に着いたグリシャたちは、次々と巨人にされるが、それを指揮していたのは、あの日妹を亡き者にした役人、そして、グリシャの隣に立っていたのは、自分に制裁を加えた役人だった

・グリシャに制裁をした役人はエルディア復権派内通者
 あの日、グリシャに制裁を加えた役人は、今までエルディア復権派と散々連絡を取ってきた政府にいる内通者“フクロウ”だった

・フクロウの巨人化
 フクロウは9つの巨人の内の一つの力を持っており、妹を亡き者にした役人を壁から突き落とし、巨人化し乗ってきた蒸気船を壊し、役人たちを一掃する。彼はエレン・クルーガーと名乗った

・ユミルの呪い
 九つの巨人の力を継承した者は13年で死ぬ。継承されずに力を持った者が死ぬと、巨人の力はユミルの民の血を引く赤子に突如として継承される

・グリシャの決断
 仲間もダイナも息子も全てを失って絶望の淵へと落とされたグリシャ。もう、エルディア復権もどうでも良くなっていた。しかしエレン・クルーガーから「お前がやるんだ」と言われ立ち上がる

・エレンの中に眠る始祖の巨人の力
 エレンは会議中になぜあの時、巨人を操れたのか。その手掛かりにたどり着く。エレンがあの時触れた巨人は王家の血を引く女性、ダイナが巨人化したものだった。王家に触れることで始祖の巨人の力が使えるかもしれないと考えたエレンだが、自分しか知らないダイナの記憶は伏せておくことにした

・真の歴史の公開
 今までレイス家の記憶の改ざんによって奪われた歴史を壁の中の人類に公開する

・海
 ついに調査兵団はウォール・マリアを出て、グリシャの記述にもあった海に到達する。しかし、その先にあったのは自由などではなかった

 

『進撃の巨人』漫画22巻の考察

・レイス家の継承者
 レイス家も当然それを知っていたらしく、13年の期間を経て力が継承されていたらしい。なぜ若くして力を継承しなければいけなかったのかは、この『ユミルの呪い』により判明

・始祖の巨人が座標と呼ばれる理由
 全ての巨人は『始祖の巨人』と見えない道のようなもので繋がっているとされ、その交差する場所こそ始祖の巨人であり座標である。全ての巨人はそこから血や骨の供給を受けているとされる。つまり、始祖の巨人が消滅する手立てがあれば、巨人の力は全て失われることになるのかもしれない

・フクロウがダイナを巨人にした理由
 ダイナが王家の血を引く者であるという事実は、ジークが政府側にいる限り時間の問題だった。ダイナは王家の血の人間を少しでも政府側に残すために子を産まされ続ける生涯を過ごすことになる。それを考えると巨人にした方がマシだと、そうフクロウは思ったのだという

・ユミルの過去
 ライナーが渡してくれと言った手紙はヒストリアの元に届いていた。そこにはユミルの過去が綴られていた。ユミルには名前がなく、どこの誰が産んだかも分からない、路地裏で倒れているような汚い子供だった。しかし、ある日名前をくれた男がいて、その日から「ユミル」として生きていくことになった。その名前があるだけで立派な食べ物と寝床が与えられた。それどころか、大人たちが自分を崇め始めた。しかし、気がつけば悪魔と呼ばれ、名前を付けた男は「私に騙された」と役人に言っていた。そして、気がつけば巨人になり彷徨っていたのだという。心残りはヒストリアとまだ結婚出来ていないこと、らしい。ただ、ユミルはこの手紙を書いた後、政府の人間にライナーたちのようなマーレの戦士に食われたのではないかと思います。ライナーたちの仲間を食って、九つの内の一つの巨人の力を持っていたユミルを放置しておくはずがないので

・進撃の巨人
 エレン・クルーガーがからグリシャ・イェーガーに。グリシャ・イェーガーからエレン・イェーガーに受け継がれた九つの巨人の内一つの巨人の名

・不戦の契り
 145代目フリッツ王が壁の中に閉じこもる前に大陸の王家に言った『始祖の巨人を奪おうが無駄だ。始祖の巨人と“不戦の契り”を交わした』これはハンジが説明していますが、“不戦の契り”によって初代王に洗脳されるので、始祖の巨人をエルディアの王家が奪ったとしても巨人を操る能力は使わないし、世界を支配することも出来ないということ。これはレイス家が巨人を操れなかったことからも同じですね

・ミカサ?アルミン?誰のことだ?
 エレン・クルーガーがグリシャに「ミカサやアルミンを守りたければ」と意味不明なことを話している。本人も誰の記憶か理解していない。巨人の記憶は過去や未来に干渉出来るのか?これはエレン・イェーガーがエレン・クルーガー過去に干渉したという可能性もある

 

『進撃の巨人」漫画22巻の感想

ついに、ついに海までたどり着きましたね。

これが嬉しいのかというと複雑ですよね。

自由を求めて巨人と戦って海にたどり着いたのに
その先に待っていたのは人類(マーレ)との戦いだなんて。

正直、絶望ですね。

エレンが始祖の巨人の力を使えば勝てるのかもしれませんが
それはそれでまた歴史が繰り返すのでは?

ということで、もはや巨人の力を抹消するしかないのでは?

ただ、これもユミルの呪いによって今の所無理そう。

これからはマーレとエルディアが
巨人の力を使って争うことになるのでしょうかね・・・

何か、そんなことエレンは望んでないようにも見えるんですよね。

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