ここではアニメ「Rewrite」の評判と評価。
また1期、2期の1話の内容のまとめを書いていきます。

rewrite14話-8

 
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アニメ「Rewrite」の評価

世間の前評判

元から原作ファンの多い作品ですので
期待値はかなり高く、アニメ化というだけでテンションが上がった方も多いようです。

というか、前評判は原作を知っている人で埋め尽くされている感じありw

原作に賛否両論あったものの、面白いシナリオ展開になっているので
アニメになるとどうなるか楽しみにしていた人もかなり多い。

世間の放送後評判

1期は視聴者置いてけぼりなど、あまり良い評価は得られなかったが
2期の内容は1期を見れた人にとっては見やすく作ってあり評判は上々。

ただ、やはりファンディスクという形に近いのは否めない。

管理人評価

★5段階評価
ストーリー★★★☆☆
キャラクター★★★★☆
声優★★★★☆
作画★★★☆☆
音楽★★★★☆

放送に合わせて少しずつ評価を変えていきたいと思います。
(まだ放送が終わっていないので、これまでの放送分の評価になります。)

ストーリー★★★☆☆
放送されて間もないので全然まだ分からないというのが正直なところ。

原作通りいけば賛否両論ながら面白い展開に期待できそうです。

キャラクター★★★★☆
キャラ原案はkey/ビジュアルアーツ作品ではお馴染みの樋上いたるさん。

なので、特に問題なく女の子も男の子も可愛い感じになってます。
目がおっきいデザインが少し古く感じる方もいるかもしれませんが
キャラ原案が樋上いたるさんなのでしょうがない。

そして、今でも全然可愛いと思えるので問題ないかと。
あとは好みの問題でしょうか・・・

声優★★★★☆
正直、ゲーム原作の声優に良いも悪いもない気がする。

花澤香菜、喜多村英梨、斎藤千和、メインヒロイン役の3人。

原作が結構前のものなので当時はまだ若手だった声優かもしれないが
今となっては売れっ子声優、という感じでしょうか。

篝役の花澤さんはヒロイン役に含めて良いのか微妙だが。

しかし、今ではもはや声優活動をしているのかすら怪しい方もメインヒロインに抜擢している。

篠宮沙弥、すずきけいこ、朝樹りさ、このメインヒロイン役3人は
アニメ界ではほとんど声優として活動していない。

しかし、アニメの声を聞いていても全く問題ないあたり
声優さんとしても技量があることは明らかですね。

下手に声優キャスト陣を変更したりしていなくてホッとしました。

作画★★★☆☆
若干問題あり、数年前であれば許されたかもしれないが
それなりに目につくレベルで違和感あり。

予算の都合もあるのかもしれないが
崩壊というレベルのものはないが、少し粗い作画が目立つ。

音楽★★★★☆
原作の音楽も元から良いのと
OP/ED共に原作ゲーム曲のリアレンジとなっておりアニメファンも唸る仕上がり。

その他BGMもアニメに溶け込んでおり違和感は感じないので
合致性の高い音楽となっています。

 
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第1期 可能性世界 編

第1話「世界か、自分か」(第1期)

ストーリーは主人公の天王寺瑚太朗が廃れた夜の街を歩き
森に入って行く所から始まる。

森を抜けると一面の花畑、その中央には大樹がそびえ立っている。

その大樹の根本には
漆黒のドレスを纏い腕に赤いリボンを巻きつけた少女が座っているのが見える。

キャプチャ

少女に声をかけてみたが、彼女が言葉・・・らしきものを発した瞬間
激しい頭痛に襲われ瑚太朗は立っていられなくなる。

彼女がこちらを向き、手を伸ばしたかと思った瞬間
心臓を彼女の赤いリボンが貫いていた。

キャプチャ

目が覚めるなり座っていた椅子ごとひっくり返り
夢だったのだと理解する。

今いるのは瑚太朗の部屋だ。

キャプチャ

漆黒のドレスに赤いリボンを腕に巻きつけた少女。
瑚太朗は以前、彼女に会ったことがある・・・そんな気がした。

そんなことを思っていると家のチャイムが鳴り
お隣の幼馴染である神戸小鳥のお母さん・マダム理香子が
「小鳥が帰ってこないので連れ戻してきて」とお願いされる。

高貴なマダム理香子のお願いとあっては断れない瑚太郎。

子供の頃からの遊び場だった森で幼馴染の小鳥は
この歳になって尚、一人で森遊びを続けている。

そんな彼女を度々瑚太郎が迎えに行っているのだ。

小鳥を迎えに行く途中、瑚太郎は妙な生物と遭遇する。
犬でも猫でもないその生物をマンモスということにして足を進める瑚太郎。

キャプチャ

小さな湖の向こうに
周りに生える木より一回り大きい木が立っている。

その根本で小鳥は横になり眠っていた。

眠る小鳥を小銭のジャリンという音で誘導する。

小鳥は小銭の音で無意識に体が動いていまうような
現金で残念な体質の持ち主だ。

森から家の前まで誘導し、ようやく目覚める小鳥。

キャプチャ

小鳥をマダムに渡して、小鳥家を後にする。

その帰り、瑚太郎は誰かに見られていたような違和感に冷や汗をかくが
見回しても周りには誰もいない。

その奇妙さと寒気から逃げるように布団に潜り込む瑚太郎。

ひとりでに開かれるテラス側の扉、翻る布団。
誰かに腕を噛まれたような気がして慌てて布団から飛び出す瑚太郎。

夢かと思ったが、腕には歯型と唾液というあからさまな証拠が残されており
みるみる血の気が引き、そのまま意識を失ってしまう瑚太郎だった。

キャプチャ

次の日になり学園へと向かう瑚太郎。
腕には昨日のことが夢でなかったことを自覚させるように赤い跡が残っている。

学園に着くなり瑚太郎は吉野晴彦に絡んでいる(絡まれている)。
不良っぽい吉野だが、原因は度々ちょっかいを出している瑚太郎の方にあるようだ。

キャプチャ

それを止めに入ったのがクラス委員長の此花ルチアだ。

キャプチャ

その後から更に西九条先生が教室に入ってきて事無きを得るが
チャイムが鳴ったのに着席していない3人に先生から軽い指導が入り
その後、瑚太郎はルチアにかなり睨まれるのだった。

その後、遅れて登校した小鳥がクラスに入ってくる。

気さくに挨拶をしてくるクラスメイトに小鳥は気まずそうに挨拶をする。

小鳥はあまり友達がいないようだ。
瑚太郎もそれをあまり良い事とは思っていない。

しかし、そんな瑚太郎も周りの人間とは気さくに話すものの
心を許せる友達がいるとは言えない、やはり浮いた存在だった。

そんな小鳥、吉野を含めて瑚太郎は楽しくやっていきたいと密かに思っていた。

その晩、またも幽霊は現れた。

ベッドの中で自分の腕に噛み付いている少女は間違いなく昨晩の犯人だと確信する、が
やはり血の気の引けるその光景に意識を失う瑚太郎だった。

キャプチャ

その幽霊は、この前見た夢に出てきた少女だ。
そんなことを考えつつ学園に向かう瑚太郎。

登校の途中、赤みがかった茶髪の少女が木に引っかかっている所に遭遇する。

キャプチャ

無事彼女を木から降ろし事情を聞くと、彼女は転校生らしい。

坂の上にある学園を目指し荷物を運んでいたら
荷物と一緒に転がって坂を下っている途中に
木に引っかかってしまったというとんでもエピソードだ。

そんな彼女のダンボールに入った荷物を
瑚太郎が手伝うと持とうとするが重すぎて持っているのがやっとだ。

一端の男子高校生が持ち運べないレベルの重さの荷物を
何事もないように軽々と持って見せ、怪力を発揮する転校生。

これでは男子のプライドがと瑚太郎が持つがやはり持って移動するのは困難だ。

それを見かねた転校生が自分が運ぶと言うが
荷物は二人の取り合いの末に転校生が後ろへ転ぶ形になる。

これで瑚太郎は転校生のパンツを見たのは2度目になる。
もちろん1度目は木から下ろす時だ。

それを理解した転校生が顔を赤くして荷物を持ち
瑚太郎に「あなたのことは嫌いです」と言って走り去る。

しかし、彼女と再会したのはすぐ後のことだ。
転校生の鳳ちはやは瑚太郎のクラスメイトで隣の席となった。

休み時間、綺麗な金髪の長い髪を2つに結った少女と話す。

彼女は風紀委員で後輩の中津静流。
廊下を走っていた瑚太郎をホイッスルで注意し
その罰として「お庭でお弁当を食べよう、二人で」そんなことを言ってきた。

キャプチャ

瑚太郎は、その提案が最初から誘うつもりだったのだろうと打算的な静流を追求すると
図星をつかれた彼女は顔を赤くして頬を両手で包むのだった。

しかし、そんな魅力的な提案を断る瑚太郎。

既に昼食を終えていた瑚太郎は
また今度一緒に食べようと指切りをして彼女と別れる。

直後、新聞部の井上という学生に声をかけられる。
理由は瑚太郎が裏口入学したという噂を聞きつけたらしい。

キャプチャ

もちろん否定する瑚太郎。
しかし、彼女は諦めていない様子で軽く会話を交わしその場を去る。

その際、彼女がメモを落としていったのだが
それは瑚太郎を含む校内の怪しい人間リストだった。

実際、瑚太郎の過去には何かあるらしく
瑚太郎本人もあまり嗅ぎ回られるのは嬉しくない様子だ。

放課後、罪滅ぼしも兼ねてちはやを街案内に誘ってみるが
知り合いに会う約束があると断られる。

謝罪の意も受け取ってもらえたようで
断られはしたものの彼女も乗り気ではあったように見える。

転校初日に知り合いがいるのは不自然だが
それはどうやら校内の先輩のようだ。

「友達はできた?」

「作っても良いのでしょうか?」

そんなよく分からない返答を返すのだった。

次の日、我慢出来なくなった瑚太郎は
夜な夜な起こる怪奇現象と現れる少女のことを小鳥に話す。

小鳥はそれを聞くと学園の魔女に相談してみたら?
と提案する。

魔女という言葉に聞き覚えがあったのか
瑚太郎は新聞部の井上が落としたメモを取り出す。

オカルト研究会会長、千里朱音
この人物がどうやら魔女と呼ばれているらしい。

結局、瑚太郎は小鳥と一緒にこの人物を探すことに。

しかし、千里朱音のことを
校内の学生や先生に聞き込みをするが全く手がかりが見つからない。

そんな時、モブキャラの鈴木くんから
代々人の手を渡ってきたといういわくつきの
オカルト研究会の会報を手渡される。

キャプチャ

これにより手がかりを掴んだ二人は
早速、書かれた場所に行ってみることに。

そこは学生が使う範疇を超えた部屋だった。

キャプチャ

どうやら主がいないようななので瑚太郎は書き置きを残して部屋を出る。

その晩、またしても怪奇現象が瑚太郎を襲う。

まず、部屋の外に繋がる扉が全て開かなくなる。
瑚太郎は用意しておいた金属バットを手に取りガラスに向かって振り下ろすが
何か不思議な力により弾き返される。

何もいなかったはずのベッドには、布団にくるまるように蠢く生物がいる。
布団の端から人の手と赤いリボンが伸びてくる。

いつもの少女だ。

縋る思いで扉に手を伸ばす瑚太郎。
しかし、扉はやはりびくともしない。

「助けて小鳥っ!」

無意識に小鳥に助けを求めていた。

「こと・・・り」

少女が小さく呟き
次の瞬間、部屋の明かりが付き、少女は消えていた。

翌朝、瑚太郎は一人でもう一度オカルト研究会の部屋に来ていた。

やはり誰もいないが、そこには

『お前はあと2日で死ぬ』というイタズラのようなメモと
何やらアンケート用紙が置いてある。

アンケート用紙に目を通すが当たり障りのない質問ばかりだ。
しかし、最後の質問に目が止まる。

『あなたには力があり、世界に不服があります。
 さあ、あなた世界を変えたいですか?それとも自分を変えたいですか?』

禅問答かよと言いつつも真剣にアンケート用紙に答えを書き込む瑚太郎だった。

放課後、ちはやに呼び止められ
ファーストネームで呼ばれ微妙に反応に困る瑚太郎。

そこに小鳥が通りかかり
小鳥もファーストネームで呼ばれることに困った様子だ。

「ほらほら小鳥さん、ファースネームで挨拶されたらどうしますか?」
と瑚太郎が助け舟を出す。

「ちはやさん・・・じゃあ、ちーちゃん」
てへへと照れる小鳥。

ちはやが瑚太郎を呼び止めたのは、この間の街案内の約束だ。
瑚太郎も思い出し街案内へ付き合うことに。

小鳥はいつもの『緑を増やそう委員会』とやらにご出席のようでここで別れる。
瑚太郎とちはやは二人で街に出ることに。

ちはやの自転車で二人乗りをして林を抜け、街をまわる。
もちろん前に乗るのは瑚太郎だ。

最後にここは外せないと瑚太郎がとある施設を紹介するが

「日本マーテル会本部ですね・・・」

「知ってたのか?」

「そりゃあ、まぁ国際的に活動する環境団体ですし・・・」

と、ちはやは少し他意を含むような微妙な物言いだったが
瑚太郎は気付けなかった。

日も暮れ、二人はそこで別れることに。

キャプチャ

ちはやと別れた後すぐに学園の魔女からメールが届く。

『今夜12時、2-A教室にひとりで来るように』

その夜、瑚太郎はメール通り一人で学園まで来ていた。

学園の門は当然閉まっていて、よじ登るにも飛び越えるには高すぎる、が
瑚太郎は軽々と飛び越え、校内に侵入する。

呼びだされた部屋に行ってみるが、そこには次の目的地が黒板に書かれ
更に次も部屋、またその次の部屋も・・・と瑚太郎は目的地をたらい回しにされる。

あまりにも遠い目的地に自販機でコーヒーを買って一息つく瑚太郎。

その時、瑚太郎は嫌な既視感を感じ冷や汗を滲ませる。

振り向くと、目の前の階段を降りてくる少女。
漆黒のドレスを纏い、赤いリボンを腕に巻きつけた少女だ。

キャプチャ

この少女については瑚太郎としては恐怖という記憶しかない。

夢で・・・心臓を貫かれ、腕を吹き飛ばされ・・・
そんな記憶が蘇り、恐怖が増大する。

恐怖から逃れるため逃げ出すが、走っても走っても終わりのない廊下。
扉という扉は開かず、窓を破ることも出来ない。

ひとりでに扉が開いたかと思えば
理解の及ばない二足歩行の物体に追い回され

キャプチャ

階段を見下ろせば、無限に続くと思われる階層。

しかし、瑚太郎は

「超能力が存在するなら、幽霊や幽魔がいようが怪奇現象が起ころうが不思議じゃない」

そう言いながら、さっき買った缶コーヒーを開ける瑚太郎。

瑚太郎の後ろに少女が舞い降りる。

キャプチャ

不意を突かれ、飲みかけの缶コーヒーを後ろに放り投げ
その場から逃げ出す瑚太郎。

少女はその飲みかけの缶コーヒーを物珍しそうに飲む。

逃げまわる瑚太郎は目の前に現れた扉にぶつかり腰をつく。
扉を開けるとそこは靄のかかった通路だ。

通路へと足を運ぶと、入ってきたはずの扉は消えてしまう。

焦る暇もなくどこからともなく声がし
瑚太郎は空を飛ぶ謎の生命体、言うなればファンタジー世界の妖精
そんな生き物と出会ってしまう。

この迷宮を一刻も早く出たい瑚太郎は妖精二人に案内してもらうのだが
進むにつれますます怪しい雰囲気の場所に瑚太郎も疑問を持ち始める。

キャプチャ

その予感が当たらなければ良かったのかもしれないが
地響きと共に黒光りする巨大な躯体を持つその空間の主が現れる。

キャプチャ

しかし、巻き髪の妖精が言うにはまだ眠っていてこちらには気づいていないようだ。
この間に逃げるのが良さそうだ。

「絶対に大きな音たてるんじゃねぇぞ!絶対だからな!」
そう念を押す黒髪の妖精。

目の前を飛ぶ巻き髪の妖精のヒラヒラした羽が黒髪の妖精の鼻をくすぐる。
黒髪の妖精の盛大なくしゃみにより、フラグは瞬時に回収されるのだった。

空間の主は3人を捕捉するとタコのような足で攻撃を仕掛け
周りの巨大な柱を次々と破壊していく。

足でも柱でも直撃をくらったら終わりだ。

その黒光りする巨大な躯体が跳躍し、3人の逃走方向に回りこみ目の前に壁ができる。
着地と同時に爆風が巻き起こり、精霊は彼方に飛ばされてしまう。

瑚太郎も数メートル飛ばされてしまうが致命傷ではない。

空間の主の方に目をやると、例の少女が目の前に現れる。

キャプチャ

少女は呑気にも瑚太郎の飲みかけの缶コーヒーを飲んでいる。

次の瞬間、空間の主が足を振り下ろし少女を潰そうとするが
瑚太郎が飛び込み、少女を抱え紙一重で回避する。

彼女の手から缶コーヒーが離れ
地に落ちた缶の中身が流れ出している。

それを大事なものを失ったかのように見つめる少女。

空間の主の追撃が振り下ろされる。

今度こそ終わりだと目をつむり構える瑚太郎だが、衝撃はやってこない。

目を開けると振り下ろされた巨大な足が
少女の赤いリボンによって止められていた。

そのまま足を引きちぎり、相手の分厚い装甲を貫く少女から放たれるリボン。

空間の主は分が悪いと悟ったのか
躯体の正面についているいくつかの水晶体のようなものを発光させる。

熱線が少女と瑚太郎めがけて飛んで来るが
少女の目の前で熱線は曲線を描き方向を変える。

熱線の先の地面は焼き切れ、周りの柱は大きな音を立てて崩れ落ちている。

地面や何もない上空に亀裂が入り、それらからは光が漏れている。

妖精が戻ってくると
「空間が壊れるぞ」
「急いでここを離れてください」

そう叫んでいる。

空間の主の頭が腫れ上がり、赤い光を放っている。
どう見ても自爆まで秒読みする程しか時間は残されていない。

その腫れ上がった頭に少女がリボンを叩き込み大爆発が起こる。

瑚太郎は地面に入った空間の亀裂に飲み込まれてしまう。

キャプチャ

衝撃と共に目を開けると、校内の廊下に戻ってきていた。

当初の目的を思い出した瑚太郎は、目の前に書かれた最後の目的地を目指す。

結局たらい回しにされた最後の目的地はオカルト研究会の部室というオチだ。

部室に入ると光る水晶玉が机には置かれており
黒いマントを纏った女性が座席を回し、間に水晶玉を挟みこちらを見てくる。

キャプチャ

「ようこそジプシー、我が神秘の部屋へ」

彼女はそう言って瑚太郎を迎え入れるのだった。

 

第2期 Moon Terra 編

第14話「三杯のコーヒー」

それは、小鳥との記憶だった。

小鳥がこちらを向いて銃を構えている。
瑚太郎ごしに鍵へと向けられた銃は瑚太郎を助けるためのものだ。

rewrite14話-1

瑚太郎のすぐ後ろには、鍵が悲鳴を上げている。

救済が起これば、小鳥はドルイドの力を失う。

そして、過去に瀕死の瑚太郎を救った小鳥は
瑚太郎を魔物に変えて助けたのだという。

もしそれが本当であれば、ドルイドの力と一緒に
魔物として生きながらえてきた瑚太郎も消えてしまう。

小鳥は鍵を守るドルイドの役目を負いながら
鍵を消し、瑚太郎を救う選択をしようとしている。

しかし、それを阻もうとしているのが瑚太郎だ。

瑚太郎は創造主である小鳥に反抗している自分こそ魔物ではなく
天王寺瑚太郎本人だと主張する。

だが、小鳥は信じきれない。

小鳥はドルイドという役目から開放されたかったのかもしれない。
だが、瑚太郎はそれを許さない。

「おれはお前の弱さに抗う。お前が揺れるというなら、おれが鍵を守る。だから、最後の最後まで一緒にいこう」

瑚太郎は小鳥と・・・鍵と一緒に生きることを選択する。
例え、救済を迎えようとも。

しかし、鍵は目の前で静流の銃弾によって絶命する。
彼女は光の粒となって消えてしまう。

 
目を覚ますと自室のベッドで眠っていた。

そんな記憶・・・夢を見ていた気がする。

瑚太郎は義務感のようなものを覚え、あの大きな樹の丘を目指す。
そして、きっと彼女はそこにいる。

(彼女?彼女ってだれだ?)

丘に付くと、そこにはやはり彼女がいた。
漆黒のドレスを纏い、赤いリボンを腕に巻きつけた少女。

そう、彼女だ。

彼女に声をかけようとすると
彼女に腕を落とされ、命を奪われた記憶がフラッシュバックする。

そして、彼女と目が合い、またも心臓の音が止まる。

(今宵はここまでか・・・)

そんなことを思いながら思い瞼を閉じる瑚太郎。

 
それは、静流との記憶だった。

rewrite14話-2

「大好きだ、誰よりも何よりも、瑚太郎が大好きだ」

「おれもだよ、静流。じゃあ」

(また次に、次に会おうな)

鍵による救済により、この世界は消えてしまう。

 
目を覚ますと、やはりそこは自室のベッドだった。

また、彼女に会いに来てしまった。

rewrite14話-3

何とかコンタクトを取ろうと必死に話しかけるが
彼女は見向きもしてくれない。

出会って瞬殺じゃなくなっただけマシにはなったのだろうか。

しかし、話かけるも話かけるも相手をしてもらえない。

結局、例のリボンにより心臓を抜き取られ
またしても瑚太郎は命を落とす。

 
それは、ちはやとの記憶だった。

rewrite14話-4

収穫祭に向けて町では屋台が並び
その一つであるアクセサリーショップで
ちはやに翼をモチーフとしたネックレスをプレゼントする瑚太郎。

彼女はそれを首からかけ、ワンピースの胸元へと滑らせる。

その際に胸にばかり目をやっていた瑚太郎は
ちはやの剛力により殴られ吹っ飛ぶ。

そんな、記憶・・・夢だった。

 
目が覚めるとやはりそこは自室のベッドだった。

夢として幾つもの記憶を見てきた。

ある記憶では、小鳥との間に子供を授かり
別の記憶ではOLの浜田みち子という女性と結婚していた。

また別の記憶では、朱音と大人な関係になっていたりもした。

時には、文明が消滅し、ガイアと魔物を狩っていたり
時にはガイアの戦士と戦った記憶。

夜のハイウェイでバイクに乗り
静流とハリウッドばりのカーアクションを行ったことも。

だが、この記憶には整合性が取れない部分が多すぎる。
まるで、何度も生まれ変わって、別の人生を歩んでいるような。

馬鹿げているが、そうとしか説明できない。

もうこれ以上考えてもしょうがない。

今は目の前のことに集中する。
恐るべき難敵である、少女との対話に。

それだけが今のおれにとって、唯一の執着だから。

何度も何度も彼女の元へと足を運ぶ瑚太郎。

結果は同じようなものだが
首と飛ばされ、石つぶて地獄に、灼熱のマグマ。

彼女との距離は一向に縮まらない。

「あぁ、そうさ分かってる。同じだよ、ここでもおれは。空回りばかりだ。居場所が欲しかった。どこかの誰かになりたかった。一人にされることが怖かった。そうだよ、オカ研だってそんな動機で始めたことだよ。何が間違ってたっていうんだよ。誰だってそうだろ。なのにどうしておれだけが、ここに引っ立てられた?なぜおれだけが・・・こんな場所に!」

目の前の彼女にでも八つ当たりをするように
瑚太郎は地面の草花を引きちぎって投げる。

「小さな人間なんだよ。小っぽけな人間が小さくまとまりながら生きた、それだけだ。なのに、何でそっとしておいてくれないんだよ・・・」

気づくと目の前に彼女が立っていた。

rewrite14話-5

「いいよ、殺せよ。考えないで済むようにしてくれ、無に戻してくれ・・・頼む」

彼女は無言で瑚太郎を見下ろしている。

「何なんだよあんた!一体何者だよ!」

怒りの感情が混じった強い言葉で瑚太郎が言う。

すると、彼女は人間の言葉ではない
何かしらの伝達手段で自分の名を瑚太郎に伝える。

「篝・・・と言ったのか?」

それからというもの、少しずつ彼女との距離が縮まっていく。
色々な質問をするも篝は答えてはくれないが命を奪われることはなくなった。

瑚太郎は篝と何度も会ったことがある。
自分の記憶がそう言っていた。

「そういえば、今更だけど、何なんだこれ?」

rewrite14話-6

彼女が座って指をなぞるように当てている床を見た途端
瑚太郎の頭の中に人間の許容量を超えた情報が一気に流れ込む。

「これは、命の理論なのか?」

苦しみながらそう言って、瑚太郎の頭が吹き飛ぶ。

瑚太郎は、オカ研メンバーのいた場所をそれぞれ回り
記憶と廃墟となったこの星の環境を照らし合わす。

無人の町だと思っていたけど、思い出の場所も物も残っている。
確かにみんなここにいたんだ。

これが、何度も命を奪われて獲得した篝との距離。

rewrite14話-7

実は少し気に入っている。

どうやら篝の研究は順調ではないらしい。
何かできることはないかと、コーヒーを作って上げることにした。

瑚太郎が美味しいと横で飲むコーヒーをちらちらと見てくる篝
飲んでくれるまでは短くはなかったが、彼女は一杯、二杯とコーヒーを飲んでくれた。

そして、三杯目のコーヒーは彼女から要求される。

コーヒーを一気に飲み干し瑚太郎の手を取る篝。

彼女はついに自分のテリトリーに瑚太郎を向かい入れてくれた。

rewrite14話-8

おれと篝との間にあったもの・・・
たった三杯のコーヒーが最後の壁を壊してしまったというのか。

おれたちは友達でも家族でも恋人でもなんでもない。
それどころか、言葉だって通じやしない。

だけど、あまりにも細くて
今にも切れてしまいそうだけど、それでも繋がったんだ。

答えを見つけたんだ、このためなら、おれは命だって賭けられる。

そんなことを考え、涙を流す瑚太郎。

彼女はそんな瑚太郎の涙を手で拭って、微笑む。

rewrite14話-9

(あぁ、篝。あんたは理解不能の存在なんかじゃない)

笑った篝を見て、瑚太郎はそんなことを考えるのだった。